Web制作の現場で「マック」がデザイナーに選ばれる知っておきたいその訳

なぜMacなのか

現在のOSのシェアは一般的にWindowsが圧倒的に占めているに対し、
なぜ多くのデザイナーはMacintosh、いわゆるマックを使用するのでしょうか。
当社のデザイナーもマックを使用しているのですが、その理由は複数あります。
1.Apple製品の美しさ
決してWindows用のパソコンがデザイン的に優れていないと言っているわけではありません。
黄金比のページでも紹介したように、Appleの製品は綿密に計算された上でデザインされているので、デザイナーとしてはそういう製品でデザインをしたくなるのかもしれません。
2.Windowsに無い有名なフォントが標準フォント
マックにはWindowsには標準フォントとして掲載されていない有名なフォントが多数あります。
これらの有名なフォントはデザインをする上で大変優れているフォントで、とても美しいフォントです。
特にあの有名なHelveticaが標準フォントとして入っていることが大きな違いと言えることでしょう。
Helveticaを購入しようとすると約50,000円しますから、この違いは大きいですね。
3.印刷物に強い
MacのフォントはType1と呼ばれるフォントですが、WindowsのフォントはTrueTypeと呼ばれるフォントを採用しています。
殆どの印刷会社はType1のフォントを所持しているので、Type1のフォントは印刷をした場合に大変仕上がりが美しいです。
しかしTrueTypeのフォントで印刷しようとするとどうでしょうか。
実は印刷会社が所持していることはあまり無いために、出力が正しく行えずType1フォントのものと比べて劣ってしまうのです。
フォントはデザインにおいてとても重要なものですので、デザイナーがマックを使用するのにも納得ができます。
4.画像や音楽などの編集ソフトが使えるのがマックだけだった
すこし前まではPhotoshopやIllustratorなど、有名な画像編集ソフトが使えたのはマックだけでした。
現在ではWindowsでもこれらのソフトウェアは利用できますが、やはり使いやすさや効率を考えるとマックの方が優れているのです。
またマックの方がWindowsと比べて表現できる色彩が多いとも言われています。
他にも様々な理由が考えられるのですが、デザイナーにとってMacintoshはとても優れているOSだと言えます。
しかし今日ではWindowsを使って作業をするデザイナーの方も大変増えており、マックと変わらないくらい機能も改善されているのも事実です。昔と比べてWindowsとMacintoshの差は埋まってきていると言えるのかもしれませんね。